top of page
2025年4月27日 礼拝
説教概要
従うことから始まる
小泉美早子師
マタイによる福音書4章18節ー25節
4人の漁師と群集がイエス様に「従った」話です。群集は病気や患いを癒されたから従ったからと理解しやすいです。しかし4人の漁師はどうでしょうか。「すぐに」仕事も父も捨てて従ったのです。奇跡を見ればイエス様に従うかというと、そんな単純なものではありません。
17節では「悔い改めなさい、天の御国は近づいた」と「御国の福音を宣べ伝え」られました。病気やわずらいを直されたのは、御国の福音が確かなことを示すためのみ業でした。群集は福音を聞き、癒しのみ業によってそれが確かであると示されてイエス様に従ったのです。
悔い改めは今までの生き方を神様の方に向き変わることです。つまり「わたしについて来なさい」というイエス様の呼びかけに応えることなのです。そう考えると4人の漁師たちは、悔い改めてイエス様の言葉に応えていったということです。
しかも彼らは「すぐに」従いました。様々な条件が整ったら、ということではなく、今ここで求められている決断です。これは信仰を持とうとしている人だけではなく、既に洗礼を受けているクリスチャンも含めて決断を求められています。
4人の漁師たちは生活に大切な道具や父も捨てて従いました。イエス様に従うには仕事を辞め、家族と縁を切れということではありません。主に従うためには大切なものを捨てることなしにはあり得ないのですが、それは人それぞれ違います。
4人の弟子たちが主に従い、その後に群集が従っていきました。捨てるべきものを捨てて主に従い、更に多くの人が主に従う者とされていきます。そして教会が誕生し、福音が広められます。
bottom of page