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2023年9月10日 礼拝
説教概要
教会の使命
小泉 智牧師
テモテへの第一の手紙2章6~7節
パウロは自分を宣伝者だと言うのです。福音の真実を報道する人。フェイクを伝えるわけにはいきません。自分自身からではなく、神に由来する福音をまっすぐ証しすることが求められています。
彼は使徒です。これは、各国大使館の大使のような存在です。キリストの使徒とは、神の国の素晴らしさをこの地上で広くほかの人々に伝える人。だからこそ彼は広く地中海世界一帯に神の国の福音を届けます。
彼は教師です。み言葉を解き明かし、伝える働きを担うのです。当時、自称律法の教師が幅を利かせ、間違った聖書理解で混乱に陥いらせた状況がありました。み言葉を正しく解釈して、真理を伝えるみ言葉の人が必要でした。これらの働きは現代では教会全体で担うものなのです。
特にパウロは異邦人に教える教師として自覚しています。キリストを証しするなら当然で主イエスはすべての人の贖いの代価として与えられた方なのです。すべての人が救われる以上、ある民族を特別視し、異邦人を排除するわけにはいかない。今もすべての人の福音から勝手に誰かを排除してはいけません。
これはある時点までは情報開示されていなかったことが今や神によって開かれた時経ってなされた証です。パスワードでパソコンが開くように、キリストの名前を入れれば、すべての人がこの救いに預かることができます。民族も年齢も性別も問われない。誰もが救いに預かれるのです。
救いを頂いている私たちも、教会に属する者として尊い使命を感謝します。キリストを伝える者、神の国の大使、あるいは福音を教える教会の一員としての務めを覚えましょう。キリストがすべてを与えつくされたように、私たちも福音のためにすべてを差し出すのです。
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