2022年9月25日礼拝会

説教概要

人は良く変わる

内川寿造牧師

創世記 32章24節~32節

 「人は変わる」良く変わる。これは私の伝道者としての信念である。
 まず、自分自身が変化・成長したいと願っている。人間の細胞が7年毎に入れ替わるように脱皮を繰り返したいものだ。他の人の変化にも期待している。久しぶりに会った人が成長して立派になっているのを見るのは嬉しい。
 聖書は新しく変えられた人の記録でもある。「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」コリント第二5章17節


 さて、今日は旧約聖書の偉人ヤコブの変化を見たい。ヤボクの渡しで、妻や子供たちや財産を先に渡した後、ヤコブは一人残り、夜どうし祈った。兄エソウとの再会を恐れたからである。
 生まれた時から兄との葛藤は繰り返されて来た。兄のかかとを掴(つか)んで生まれて来たのでヤコブ(押しのける者)と名付けられた。
 長子の特権を得るために悪知恵を働かせ、飢え疲れて帰ったエソウに煮物を用意し、長子の特権を放棄させた。父イサクの祝福を奪うために母と共謀し、毛深い兄に変装してイサクを騙し、長子の祝福を自分のものにした。そのために兄エソウの怒りを買い、母の兄ラバンのもとに逃げた。
 20年間ラバンから何度も報酬を変えられながらも、苦労して家族と財産を築きあげた。20年ぶりに故郷に帰るヤコブの前に立ふさがったのは兄エソウの復讐であった。ヤコブは兄エソウの怒りをなだめるために万策を尽くしたが、それでも不安で眠れず、神と格闘するように祈ったのである。
 「人のピンチは神のチャンス」ヤコブは腰の骨を打たれ、杖なしに歩けなくなった。自分の力や才覚に頼れなくなり、神にのみ頼る者となったのである。そして、名前をイスラエル(神の王子)と変えられた。

 主イエス様はしばしば一人退き祈りつつ夜を明かされた。私たちも一人で神の前に立つ時、新しく変えられる。更なる成長を目指そう。