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2024年8月11日 礼拝

説教概要

​自由人として

小泉 智師

​テモテの手紙第一5章23節ー25節

水ばかり飲むテモテのストイックさをエペソの町の享楽ぶりから理解しましょう。退廃が当たり前の中から主を信じても生活スタイルは変わりません。福音に基づく生活を提示するには、厳しめな生き方で丁度いいのです。教会を形成する戦いです。

私たちも、教会に導かれる人を意識します。何が相手に信仰を証するのか。低きに流れては、ライフスタイルを変えよという勧めも無意味です。神への愛からモラルを高めに設定するのです。

ただし、体を壊すなら元も子もない。だからパウロは薬用のぶどう酒を勧めます。酩酊は戒められていますから嗜みとしての飲酒とは無縁です。健康に留意して、長く奉仕して欲しいあたたかい配慮なのです。

満身創痍で構わない激しい献身も健康でなければ主のご用は果たせない考えも正しい。いずれにせよ私たちの目的は主のために生きること。健康を削るか、健康を選ぶか。それぞれの信仰です。

もっとも見た目で評価されやすいのが人。表面的に、いい人だ、悪い人だと勝手を言われます。人の評価をおそれ評価を求める信仰生活になりがちです。信仰の動機として不健全です。見える部分だけ誤魔化せばいいパリサイ人的偽善に一直線です。

私たちを真に評価するのは主イエス様だけです。人の評価に一喜一憂し、顔色を窺う必要はありません。誤解を落ち込み、注目されて得意になる生き方は終わります。ここが不徹底では信仰に立てない。

しかも主の評価は終末に決まります。それまで明るみに出ない悪も隠れた良いこともある。永遠の将来を見つめれば、わかります。今何を意識すべきか。何が優先ではないのか。おそれおののいて目に見えない主を仰ぐ中で答えを出すのです。

​先週の説教概要

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