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2023年7月2日 礼拝

説教概要

揺るがないで

小泉 美早子牧師

エズラ4章1~24節

何かを成し遂げることは大事です。しかし、それ以上に大切なのは純粋さではないでしょうか。ここでは神殿再建に協力したいと申し出る人々が出てきます。しかし、彼らは神を信じながら別の宗教も捨てない異端的な宗教混合に陥っていました。ですからゼルバベルらリーダーは彼らの申し出を毅然と断るのです。

 

私たちも識別が求められています。神の目的を成し遂げるためなら、今まで信じてきたことでも曲げてもいいのだろうか。信仰の核心がなにかの揺るがないものを持っているかどうか問われているのは私たちです。

 

案の定、その地の民は突然牙をむいてきました。神殿再建工事を妨害し、役人を買収し、なんと16年もの間、工事は中断してしまうのです。神の計画はいつも順調に進むのだとは限りません。宣教がなんの問題もなく進んだことなど今までいつの時代にあったでしょうか。紆余曲折も、中断も、停滞もある。私たちを弱らせようとして働く力は人であれ、霊的なものであれ、いつの時代もリアルにあるのだと腹をくくったほうがいいのです。

 

私たちの信仰を弱らせるものは何も大掛かりな実力行使とは限りません。むしろ、悪意のあるデマ、中傷、嫌がらせと言った日常的な小さなものかもしれません。今ならネットの炎上もネガティブキャンペーンも。もしかしたら、私たち自身も間違った言葉に振り回され、信じ込まされ、遮られていることもないわけではない。神は真実な御言葉の約束だけに立つようにと促しておられるのです。

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