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2025年6月8日 礼拝
説教概要
宣教の聖霊がともに
小泉智師
使徒の働き13章1節ー12節
多様な教師や預言者がいた強みを持つアンテオケ教会。教会の急成長に専門家が増えていったのでしょう。大都会で性格も文化も肌の色も違う人々に種々の切り口で聖書が教えられた様子が証言されます。聖書に聞く教会は成長します。
はじまりは礼拝でした。断食して神の思いに集中し聖霊の声を聴くのも礼拝でです。サウロとバルナバに今までの任を解き、宣教に送り出す。教会は常に未熟ですが、外に目を向けて伝道へと情熱を傾けてからだを伸ばすのです。
聖霊の導きが神秘的とは限りません。行き先も常識的に人の繋がりから判断したのです。足元に恵みの世界が広がっています。ただ順風満帆でもありません。サラミスではさしたる成果もなく、パポスでは魔術師の妨害を受けます。魔術で儲け、有力者に助言する者がいたのです。
人は魔術に惹かれます。こうすれば効く。この手の決まり文句は現代人にも忍び込みます。しかし、魔術で不安は消えません。魔術師エルマの妨害の最大の理由も不安です。総督がクリスチャンになれば、自分は厄介払いされる。変化を恐れて抵抗します。
もっとも、神の迫りは激しく、心の固さにあっても伝道は挫折しません。エルマは視力を失います。しばらく光を失い、今までできたことができなくなり考えはじめます。無力に気づき、心砕かれて神を求めるなら、視力の回復もあるでしょう。聖霊が妨げに対して戦われます。総督は主の教えに驚いて信仰を持ちます。み言葉の力に圧倒されてです。ここまでして自分を救う神の情熱を知ったのです。神が妨げを取り除き、道を開き、救いへ招かれ
る。しかし、それには聖霊とともに働く人が必要です。私たちがそうなりたいと求めてもいいはずです。
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