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2023年5月28日 礼拝

説教概要

聖霊と歩む教会

小泉智牧師

エペソ4章25~32節

真実を語れとパウロは言います。厳かに勧めるほど重要なこととして。誰でも自分は正しいことを主張していると思うものです。偽りなど語ってはいないと。しかし、ここではキリストを着た者として語る真実の言葉です。キリストが告げるのなら神様のことでしょう。私たちの口は神の恵みを語るのです。

 

怒りながら神の恵みを語ることなどできません。正義感から であれ、義憤であれ、怒りをそのまま持ち越すなら、悪魔に機会を与えてしまう。悪魔の仕事とは相手を告発し、責めることだからです。悪魔に手を貸すなどできるはずがないのです。

 

相手を傷つけると言えば盗みも同じことです。相手を踏みにじり、自分の利益の獲得のために生きることはもうできません。むしろ相手を傷つける悪い言葉ではなく、相手を建て上げて励まし生かす言葉を語るように私たちは期待されています。

 

パウロは教会の話をしています。だから教会の霊である聖霊が関係するのです。聖霊は悲しみを覚えるほどに教会に生きる私たちに関心を寄せ、思いを向けられるのです。聖霊が教会に無関心な方なら悲しみもされないでしょう。私たちは孤独に生きているのではない。聖霊とともに歩んでいるのです。

 

それなら、私たち次第で聖霊に喜んで頂く教会になることもできましょう。それが互いにゆるしあうという姿です。ゆるしに妨げとなる一切のものを捨て去るのです。自分の言い分も、自分が被害者であることも一切手放すのです。なぜでしょう。教会に必要なのは一致だからです。聖霊は一致の霊です。分裂を引きおこし、仲違いや憎しみを助長させはしないのです。ペンテコステです。聖霊来て下さいと歓迎しようではありませんか。

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