top of page
2024年4月14日 礼拝
説教概要
この言葉とともに歩め
小泉 智牧師
テモテの手紙第一4章13節ー16節
パウロは牧師の働きを語ります。礼拝での旧約聖書の朗読。個人が聖書を持てるわけでも皆が字を読めるわけでもない時代です。礼拝でテモテが聖書を読み聞かせるのです。しかも聖書は解き明かす必要があるのです。それが説教です。
ここに信仰教育の教えが加わります。特に洗礼を受けることを望む方への学びを指します。いずれにせよ、み言葉への集中が牧師の勤めの中心です。教会全体が聖書に強くなれば、異端に影響力があろうと教会が混乱させられることはないと確信するからです。
もっともパウロはこの困難を覚える働きを自分の力でやり抜けるとは申しません。聖霊の助けを仰がなければ到底果たすことのできないのです。聖霊の賜物を軽んじてはいけません。教会の奉仕は自分の能力に頼って進みません。召しに忠実であろうとするなら、折にかなった聖霊の働きが必ずあると約束されているのです。
しかもみ言葉の奉仕はそこから離れずに絶えず続けるべきものです。この手の誘惑はつきものです。み言葉以外の別の何かで教会を建て上げようとする企てです。み言葉以外の何かを求めて、人が集められることがあるのかもしれません。しかし、それでは教会とは呼べません。神の民としての教会はみ言葉によって形成されていくのだと覚えましょう。
ところが、み言葉の奉仕を担うことによって、そのみ言葉によって自分自身もします。奉仕は人を成長させます。み言葉を聞く各人も、救われた目的を最後まで全うできるように整えられていくのです。み言葉を軽んじてはいけない。自分を救い、教会を建て上げていくみ言葉に耳を傾けて、歩んでいくことができますように。
bottom of page