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2023年3月19日礼拝会
説教概要
信仰の旅路の目的
長谷川忠幸師(境港キリスト教会牧師)
民数記10章11~36節
民数記1~10章において、人口調査が行われた。この人口調査は、古代世界の王が行った軍隊を構成するための人口調査とよく似ている。
しかし、そういった世俗的な人口調査と全く異なる部分もある。それは、幕屋を中心に、祭司やレビ人による聖なる境界線を築き、12部族の舞台は、その周りを取り囲むさらなる聖なる境界線を形成することを命じられていることである。
この命令は、宿営する時だけでなく、行進を開始する時にも適用される。主の臨在を示す雲の動きに従って祭司はラッパを吹く。その合図に従ってイスラエルの陣営は旅を開始するのだが、最初に陣営の正面である東側の部隊が出発し、南側、西側、北側と続く。
その行進の真ん中には、主の雲が留まる契約の箱を担ぐケハト族が進む。つまり、旅をするときも、聖なる神が伴うことを表す陣形を保つのである。このことからも、民数記において行われた人口調査は、単なる軍隊を構成するためのものではなく、この陣営には聖なる神がおられることを証しするために行われたことがわかる。
イスラエルが旅をすれば、そこに伴う聖なる神が全地に現わされるのである。私たちの信仰の旅路の中でも、私たちに伴う聖なる救い主イエス・キリストの臨在が現わされるべく、新しい信仰を祈り求めよう。
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