top of page

2024年12月29日 礼拝

説教概要

​神の国のために力を合わせて

小泉智師

マタイによる福音書25章14節ー30節

タラントのたとえは、24章の誰が忠実な賢い僕かに対する答えです。彼は主人の期待に応えたい思いと主人の期待が何かを知っている識別があります。主は御自身が始められた福音宣教のわざを弟子たちに託し、継承させたいのです。評価は終わりの日に定まります。

 

忠実さは、すぐに行って着手する緊急性に現れます。準備がある程度できて機会を見てという慎重さはありません。慎重さは気を付けないと、失敗をおそれて何もしないことに繋がります。チャレンジ精神が問われます。

 

利益を得る結果は、個人の力によりません。賜物が人を結び付け、協力態勢となり、長い時間をかけて社会の誰かの役に立つ働きが認められない限り、豊かな実りとはなりません。

 

賜物を過小評価してはいけません。主のために捧げ、何かをする時、賜物と賜物が結びつき、人と人が輪のように広がり、豊かな実を結ぶ。相手への信頼が不可欠です。相手に心閉ざす者が、どうして協力を仰げましょう。人を信頼するなら裏切られるリスクはつきものですが、それを引き受けないと協力もありません。

 

怠け者の僕は失敗をおそれ、何にも手を出しません。神とは失敗を決してゆるさない厳しい方と思い込んでいます。与えられた賜物を生かすには、神とはどういうお方か受け止める必要があるでしょう。愛と恵みとあわれみに満ちた神を信じることが鍵です。

 

この1年、主からどのようなチャレンジを与えられたでしょうか。誰と賜物をわかちあい、協力関係を築いたでしょうか。主のために何もかもできる人はいません。同時に何もできない人もどこにもいません。主からの期待のまなざしに感謝して1年を締めくくりましょうか。

​前回の説教概要

bottom of page