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2022年12月4日礼拝会
説教概要
実行された約束
内川節子伝道師
ルカの福音書 1章1節~38節
クリスマスは不思議な出来事でいっぱいです。
老女エリサベツがバプテスマのヨハネを産みます。そうかと思えば、12歳(当時の婚約の年齢)のマリヤが主イエスを産みます。
それだけではありません、天使が現れて羊飼いを馬小屋のイエスのもとに導きます。不思議な星の導きで東方の三博士が幼子イエスを礼拝します。はて、これはおとぎ話か?ヘロデ王はイエスを恐れて幼児を虐殺します。
しかし、福音書の記者ルカは、その書1章1節に「私たちの間ですでに確信されている出来事について」と記しています。つまり、「多くの人々の目と耳によって確認された事実だ。」と宣言しているのです。
この福音は、人間が神を求めて求道する以前に、神が私たちに近づいて来てくださいました。その証明がクリスマスなのです。神は人間の理性の及ばない不思議な方法で、私たちに近づいて来られたのです。
ザカリヤもエリサベツも「神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行っていた。」(ルカ1章6節)と記されています。しかし、祝福のしるしである子は与えられませんでした。「なぜ」と神に問う悩みの中にいたのです。
人生には何故苦しみがあるのか。「自分は正しく生きている。」と思う人ほどその悩みは深いのです。神を自分の秤で量るからです。
「納得出来たら信じよう」と考えるのは、自分を神の座に据えているからです。そんな私たちに、神は不思議な方法で、人間の考えの及ばない方法で、絶対的な神のご計画を、実行してくださったのです。
「主よ。私の心の中にお住まいください。」
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