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2025年11月30日 礼拝
説教概要
小さな場所から始まる大きな希望
小泉智師
ミカ書5章1ー6節
クリスマスの物語に引用されるミカ書の言葉。危機の時代に語られたものです。北イスラエルはアッシリアに滅ぼされました。対岸の火事で済みません。南ユダも軍事的に脆弱なのです。
それなのに王や都の指導者は信仰を失い、権力闘争に明け暮れます。アッシリアの宗教を導入してその場しのぎをするばかり。モレシェト地方の預言者ミカは都から離れた視点から状況を見つめ、律法が告げる神に従う新しい指導者の到来を告げます。指導者はもはや王ではなく「牧者」と呼ばれます。王の印象があまりにも悪いからです。
彼は群れを安らかに養う者です。出身地はベツレヘムエフラタ。ダビデの故郷であり、羊飼いだった少年が神に選ばれた原点を思い起こさせます。神の計画は小さな場所や弱き者を通して始まります。時には人々の目に止まらないようなところで希望の芽が育まれていくのです。
覇権や軍事力に頼らない。主の力とみ名によって平和をもたらす牧者こそが、争いを終わらせる者です。彼は神の秩序に従い、ひとりではなく補佐役とともに導き、剣や武力に権力主義とは異なる道を示すのです。そのときには創世記の伝説の権力者ニムロデのような生き方は覆されるでしょう。
現代も戦争や権力の横暴は絶えません。しかしミカの預言はリヴァイバルをもたらし、エレミヤや福音書にも影響を与えました。ミカの預言の実現は道半ばと言えるかもしれません。しかし神の計画は日々の生活や小さな場所から始まります。私たちの足元の生活や教会の働きから神の平和が実現されていきますように。平和の君キリストに従い、私たちも平和をもたらす者として歩むように召されているのですから。
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