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2025年11月23日 礼拝

説教概要

​愛を取り戻す主

小泉美早子師

マタイによる福音書5章27ー32節

 人間が人間らしく生きる。そのためにはルール作りも大切です。姦淫するなは十戒の第7戒。イエス様は当時聞きなれた教えに、新しい息吹を吹き込まれます。人はいきなり浮気に走るのではない。欲望の目で女性を見る所から問題にすべきだと。要するに相手を自分の欲望を満たす道具のように思う気持ちでなく、相手の人格を敬う気持ち、心と心で向かい合う関係こそが正しいのです。

 

 当時、女性は男性の持ち物のように理解され、姦淫罪がすべて窃盗罪で処分されていました。主の教えは男性も女性も人間らしく生きていいのだという喜びの声です。とはいえ、からだを持って生きているのも人間の現実です。右目、右手が罪を犯すなら、切り捨てなさいという過激な言い回しは、私たちのからだを欲望にではなく、神に捧げなさいという勧めです。主は全身を十字架に投げ出されたお方です。

 

 からだごと主に捧げる。相手への思いやりはそこから生まれてきます。モーセは夫婦が分かれる時はせめて離縁状を渡し、相手が再出発できるようにと思いやりの心を問いたのでした。それが捻じ曲げられ、離縁状さえ書けば離婚出来るとすり替わったのです。このような冷たい心の者と、心傷つけられた者の両方が、もう一度主を見上げやり直せるよう全身全霊を主に捧げるのです。

 

 これは夫婦の問題に限った話ではありません。私たちの心は身勝手で、相手への思いやりのかけらもありません。傷つけられた心を癒すすべも持ち合わせてはいません。だからこそ、打ちひしがれた人は希望の源であるキリストを仰ぐべきです。人をゆるす力、人を思いやる心、人とやり直す人生は私たちの中から生まれません。ただ、キリストだけがその力をお持ちです。それは主が愛と聖霊で全身を満たして下さる時にだけ可能な話なのです。

​前回の説教概要

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