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2023年10月22日 礼拝

説教概要

​主のために働く人

小泉 智牧師

テモテへの手紙第一3章1~5節

パウロは監督の条件についてあげます。点在する家の教会に責任を負う監督とはすばらしい仕事で具体的な働きなのです。名誉職ではありません。何より動機が問われます。監督に限らず主のためにもっと働きたいと願うすべてのクリスチャンに関わるのです。

 

しかし具体的働きと言いつつ、あがるのが能力に関係ない面です。一人の妻の夫とは当時は複数の結婚相手がいる風習があったからです。それ以外にあがる条件も品性に関し現代人にも常識的なことです。尖った行動や、常軌を逸した破天荒さも信仰に必要ないのです。

 

能力として求められるのは教える能力だけです。み言葉を語り、福音が教えられる能力です。説教は教会形成に必要で外せません。特に他宗教の影響の強いエペソでは福音が曲げられないように余計に強調されましょう。但し、それ以外の部分が欠けていても目をつぶって多めに見てもいいことにはなりません。

 

特に家庭でのあり方です。十分な威厳とは、偉そうな態度ではありません。威厳とは自身が神に従う結果、主から与えられるもの。人が過ごす時間の多くは家庭です。日曜日の数時間の礼拝だけ敬虔に装っても、家族の前ではごまかせない。むしろ日々、いかに神に従っているかが、家庭の中で証の実として現れるのです。

 

教会は次の世代に継承される必要があります。この継続性が地域によき影響をもたらします。信仰継承はどの信仰者にとっても祈りでしょう。ましてや監督である者なら尚更、家庭のことに気を配るのです。個々の信仰者が己を点検し成熟を目指す歩みでありますように。

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