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2024年1月14日 礼拝
説教概要
今ここにある 励ましと助け
小泉 智牧師
テモテへの手紙第一3章14ー16節
テモテは励まされたはずです。彼は教会の問題に疲労困憊しています。差し迫った状況にパウロがエペソに行きたいと伝えてきました。願ってもいない話です。パウロが訪れてくれるならば安心で、助けが得られる。こういう期待を持ったことでしょう。
私たちにしても倒れそうになることがあります。励ましの必要を痛感します。孤軍奮闘している時に、誰かが助けの手を伸ばそうとして下さる。この事実ほど嬉しいことはありません。
しかし、パウロのエペソ訪問は叶いませんでした。実際、わたしが遅くなった場合を想定するのです。これがプラスに働きます。パウロが来る弊害は必要以上に人に頼りすぎてしまう点です。彼がいないと駄目だと思わせる誘惑もあるのです。
そこを避けて神の家である教会について語るのです。柱は建物を支える存在ですが、真理であるキリストこそが励ましです。土台とは揺らぐことのない堅固なものです。土台である主キリストが教会を下から支え、テモテを助けるのを忘れてはいけません。
主に目を向けると歌わずにはおれません。だから当時の賛美が引用されます。人となられた主イエスと、十字架と復活と昇天を歌おうと促すのです。使徒信条の原型となるような告白です。あなたが信頼するのはこの方だと指し示すのです。
吹けば飛ぶような小さい存在の教会。町には女神の立派な神殿の柱が聳えています。現代にも通じます。怒涛のように押し迫る間違った思想や価値観、神話などの混乱の中で、教会に属する個々人はキリストを告白することで確かにされてこの福音を証しします。これ以上の励ましと助けはないのです。
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