2022年1月9日礼拝会

説教概要

「神の民を数える万軍の主」  長谷川忠幸牧師

民数記1章1節~4節

 旧約聖書において、最も重要な書物はモーセ五書である。その他の書は、モーセ五書を解釈し、また生活の中に適応することを目的として記されているのである。


 旧約聖書全体がモーセ五書の解釈に全力を尽くす理由は、そこに神の御心である律法が記されているからである。聖書は、この律法の真意を理解することに心血を注いでいる書物なのである。


 さて、モーセ五書の中にある第四の書、民数記は、五書の中でも非常に難解な書物である。この書に収められている法の規定は、レビ記にあるものと似ているように見えるが、似て非なる書物といって過言ではない。民数記には、レビ記の中でタブー視している法があったり、レビ記の法と矛盾するような法ばかり収録されている。

 また、申命記では、イスラエルを唆したとされるバラムが、民数記ではイスラエルを祝福する主の預言者のごとく描かれている。これらのことから、民数記は、伝えようとしている意図が見えにくく、敬遠される代表的書物である。


 しかし、民数記はモーセ五書のひとつなのである。即ち、この書物にも確かに神の御心が示されているのである。故に、私たちは、忍耐と謙った心をもって民数記に聞き、主の御心を探し求めていこう。