2022年1月23日礼拝会

説教概要

「立派な働きぶり」内川寿造牧師

ピリピ人への手紙2章22節

 テモテは、使徒パウロが最も頼りにした同労者であった。

 テモテの人物像は、聖書の情報が多くよく知られている。パウロの第二回伝道旅行の時、訪れたルステラ(小アジア)の人で、信者であるユダヤ人婦人の子で、父はギリシャ人であった。
 「ルステラとイコニオムの兄弟たちの間で評判の良い人」(使徒16;1~3)「評判の良い人」は、使徒6:3の初代教会の七人の役員を選出するときの条件でもあった。「あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ち、評判の良い人たち七人を選びなさい。」御霊と知恵、信仰に満ちた人は当然だが、何故、「評判の良い人」なのだろうか。信仰者は神との関係を重視し、人にどう思われるかは気にしない。
 しかし、つまずきを与えず、良い証しを立てるために、バランス良く、常識的であることも大切だ。人柄、態度、言葉使い、服装など、良い模範となるように心がけたい。
 次にテモテは「純粋な信仰の持ち主」(第二テモテ1:5)であった。それは、祖母ロイスと母ユニケから譲り受けたもので、幼い時から信仰的な環境の中で、聖書を学んで成長した人であった。

 さて、パウロはテモテをピりピ教会に派遣する計画を立てた。その理由は三つ挙げられる。
①私もあなたがたの事を知って励ましを受けたい。」(2:19)
 獄中でピりピ教会のために祈るパウロは、すぐにでも飛んで行ってピりピ教会の様子を知りたい。宣教者・牧会者はその宣教によって救われた人々が、その後どのように成長したか知りたい。親が子の成長を喜び、苦労が慰めとなるのと同様である。聖徒の交わりはうれしいものだ。
②テモテは、他の人を配慮できる賜物を持つ人(2:20)であった。
 「自分自身のことを求める」のが生まれつきの人間の姿である。喜びの手紙の中で、唯一パウロが不満を述べている箇所。信仰の仲間に関心を持ち、互いに祈り合いたい。
③テモテの立派な働きぶりは周知されていた。
 立派な働きぶりとは、適格者、試験に合格した者の意。テモテは主役ではないが、脇役として福音宣教に尽力した。

 自分に与えられた賜物にふさわしくそれを活用しよう。将来の計画を立てる時、励まされるのは、ヤコブ4:13~15である。「主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。」
 今日は教会総会、主のみ心にかなう今年の計画を立て、あのことにも、このことにも、果敢にチャレンジしたいものである。コロナ禍の終息を祈りつつ、外に働きかけよう。