top of page

2023年1月22日礼拝会

説教概要

主はぶどうの木

内川節子師

ヨハネの福音書 15章1節~17節

 「ぶどうの木とその枝」は比喩として語られている。イエス・キリストとその弟子の関係を表現している。

 

 木につながっている枝、それは私と主の関係でもある。生きたつながりが実をもたらし、つながりを失ったものに果実は望めない。

 主は、この説教を公生涯の終わらんとする、すなわち、間もなく十字架という時に語られた。残して行く弟子たちへの励ましと慰めに満ちた応援歌である。

 私たちは人生に実りを得たいと願うのは当然である。このテキストはその実現のためのステップを教えてくれる。
1.結実には「刈り込み」が必要である。(15:2)
2.結実には「主にとどまる」ことが必要である。(15:4~5)
3.「主にとどまる」とは主の愛の中に生きることである。(15:9)
4.「主の愛」とはどんな愛か。主の愛は十字架の愛である。(15:13)罪人のために死んでくださった愛である。(ローマ5:6~8)
5.結実には「戒めを守る」ことが大切である。(15:10)主が私たちに与えられた戒めは、「神の愛の中に生きる」ことである。

 

 私たちは、自分自身の完成を目指すのみでは不充分であって、主は、そのようなことを望まれてはいない。共同体である新しいイスラエル(教会)全体が、愛に結ばれた存在として成長することを願っておられる。
 「あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。」(15:17)

bottom of page